今回は実家の片付けや遺品整理などでよく目にするレコードについて解説していきます。
価値があるのかないのか?わからない方は多いです。
かく言う僕も、完全に価値が分かるかと聞かれれば分からないと言わざるを得ません。
だって専門店とかありますしね。。
結論から言うと、価値のある物とない物が入り混じっていて、混同されがちです。
では、どのような物が価値のある物なのでしょうか。
今回はよく目にするLPレコードについてお話します。
ちなみにLPレコードはアルバム、EPレコードはシングル、SPレコードはもっとも古いレコードの規格(重たくて硬い)といった感じで3種類覚えていれば問題ないです。
レコードの価値の判断基準
洋楽なのか、邦楽なのか
まず初めに、どちらが良いかというと断然洋楽です。
デジタルのこの時代にレコードを欲しがる人はどんな人なのか。
それは当時の音楽を当時の設備で楽しみたい人が多いです。そういった方は音こだわりがあり、コレクションしているケースが多いです。
また当時簡単に手に入った邦楽のレコードよりは、レアな輸入ものの洋楽の方が価値を見出されています。
ヤフオクなどでまとめ売りされている品物を見てみると、圧倒的に洋楽の方が1枚あたりの単価が高いです。
邦楽でも、美空ひばりやテレサ・テン、西城秀樹など時代背景や時事的な話題で値段が上がるケースもございます。
邦楽の場合はアーティストでまとめてセットを組めれば良い値段で売れる可能性があります。
一番売れるジャンルはジャズ!
売れるジャンルは文句なく「ジャズ」!
まとめ売りでも1枚単価数百円程、単品なら1枚1000円以上は当たり前。
レアな物なら数万円とかもざら!
なぜジャズが売れるのか?それはジャズミュージック全盛の時代が50年代とかなり古く、現存している盤が少ないからだと推測されます。
またジャズ好きは音にうるさいですからね。盤ごとに音質が微妙に異なるレコードをコレクションしているのだと思われます。
また、同じタイトルでも日本盤なのか輸入盤なのかで相場もかなり異なります。
またオリジナル盤というものがありこれがまたかなり高価な代物です。
オリジナル盤とはその音源が発売された当時の製品ということです。
それ以降の盤はすべて複製を重ねられたもので音質が下がっていると言われております。
ロックも売れる!特にハードコア・ヘビメタ
覚えておいて欲しいのはハードロック・ヘビメタといわれるジャンルのレコード。
こちらもマニアが多くかなりの高値で取引されております。
メタリカやKISS・AC/DCなど王道のロックバンドだと1枚数万円で売れたりするので、見逃さないように注意しましょう!
ハードロックでまとめてオークションに出品すると思いもよらない値段になることも!
帯付きレコードは売れる!
当然のことながらレコードの保存状態でも値段が変わります。
また販売時の付属品がすべてそろっていれば、それも大事なストロングポイント。
一番重要なのが帯のあるなし。本やCDでも帯がある方が売れますよね。
まとめ
片付けなどで大量のレコードが出てきた場合は以下のように仕分けすると良いでしょう。
・洋楽か邦楽か
基準はアーティストが日本か海外かの違いですね。見ればわかると思います。
・洋楽の場合
ジャンルを見ましょう。大まかにはジャズ・ロック(ハードロック)・クラシック・ポップスなどに分類してみると良いでしょう。ただし当時売れに売れたアーティストの作品などは希少性が低くビートルズなどは意外に安かったりします。
また、国内盤(日本のレコード会社を通して販売された商品)か輸入盤かでも価値が違うため併せてチェックしておきたいポイントです。ジャケットに文字情報で書いてあるので判別が可能です。
・邦楽の場合
美空ひばりやテレサ・テンなど一部のアーティストは高値が付く。その他は流通量が多いため相場が低め。まとめ売りしても値が伸びないことが多い。
正直オリジナル盤なのかどうかなどの判断についてはかなりマニアックな知識と経験が必要なため、一朝一夕で身に付けることはできません。
ジャンルごとに需要が異なり、アーティストごとに人気が異なる。
そのためジャンルやアーティストによって、単品で売ってみたりまとめ売りしてみたりと、ご自身で判断してみましょう!
ちょっとしたミニ情報
EPレコードはシングル盤になりますので、需要はあまり高くないです。
また、SPレコードは物自体の希少性が高いことから欲しい人は多数存在します。
軍歌やジャズソングなど高値で取引されているものもあるので、お手持ちの方は調べてみることをお勧めします。
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