更新が遅れてしまいました。
誰も見てはいないですが週一回は更新すると自分で決めたものの、何かと理由をつけ更新を怠っていました。
誰も見てはいませんが、、申し訳ございませんでした。
今回は不用品として出てしまうと処分に困ってしまう家具について少し解説していきたいと思います。
片付けるとき、要るもの要らない物、売れるもの売れない物、何段階かの基準があるかと思います。
今回は業者目線で見れば、売れない物(買い取れない物)の中にもさらに需要を見出すことができるものがたくさんあるという事をお伝えしていきます。
というのも、お客様から依頼された家具など、業者から見たときに売れるものでなければ買い取れない(引き取れない)、という事実に直面します。
ではどのような物が買い取れてどのような物が買い取れないのでしょうか。
業者から見た家具の買い取れるもの
メルカリやヤフオクに出品するのは個人では一苦労ですよね。
いくらCtoCが主流になってきているとはいえ、家具の依頼は絶えません。
買い取れるものの例1
ブランドやデザイナーズ物、アンティークなどの希少性の高い物。
ではなぜ買い取れるのか。
理由は簡単。搬出の手間や売れた際の高い送料を加味してもそれなりの販売利益が見込めるからです。
そしてブランドが入っていれば売り手が付きやすいため、在庫として残ってしまった場合の販売処理がストレスフリーです。
インターネットで売る際、対面での販売ではない為直接商品を見なくても購入してもらわなければなりません。
そうなるとブランドや商品のシリーズなどがはっきりしている方が、消費者は商品をイメージしやすいです。
買い取れるものの例2
もともとが高価な物。
元の値段が高い物については中古市場でも一定の価値が付くため買い取れる可能性は高いです。
ただし後述する現代の住環境にマッチしていない物についてはその限りではありません。
買い取る際の業者目線の基準
その商品を転がす際に粗利の見込みが割に合うものかどうか、というのが一番重要な基準点です。
少しダークな表現となってしまいましたが、例えば2人で重たい思いをして運び、売値で2,000円にしかならないような本棚はまず買い取りません。
また苦労して仕入れたものが売れるかどうか分からない、というのも業者は絶対に避けたいところです。
このように割に合う合わないを頭に入れて業者は査定をしています。
業者から見た家具の買い取れないもの
買い取れないものは様々あります。
例を挙げればキリがありませんが、あくまで例外ありきで代表的なのが下記のとおりです。
ノーブランド品
ノーブランドと一言で片づけてしまいましたが、インターネットで販売できない物を指します。
業者心理としては確実に売れるものしか買取したくありません。
○○○円で値付けすれば売れるかも、とか
売れるまで時間がかかるかもな、というようなものは極力金額を張って仕入れたくはありません。
いくら新しくても、ホームセンターに売っている安価な木の集成材の家具や組み立て家具は買い取ってもらえない可能性が高いです。
売るのに困らない物を仕入れたいため、そのリスクを孕んでしまうノーブランドの家具なんかは買い取れない場合がほとんどです。
ベッドなど保管場所に困るもの
名指ししてしまいましたがベッドに関しては需要はあるものの、保管場所がかさんでしまいます。
また、インターネットで販売した際に送料が万単位でかかってしまう、という理由から中古相場も極めて低いアイテムです。
回収料金を受け取って商品として扱うことはあっても、買取金を支払い仕入れるという事は少ないかと思います。
電動の介護ベッドなど販売単価がある程度高い物に関しては買い取ってもらえることはあります。
現代の住環境に明らかにマッチしない商品
大事なことなので2回言います。
現代の住環境に明らかにマッチしない商品です。
例えばフローリングが主流、欧米文化も進みダイニングテーブルで食卓を囲うというのが現代の当たり前であるため、和室にしかおけないようなデザインの座卓なんかは確実に買い取れません。
なぜなら和室のある家が年々減ってきているから。
その他の代表的な例が婚礼ダンスです。
嫁入り道具の代表格ですが、嫁入り道具を持ち込む文化もずいぶんなくなってきました。
そして何よりすでに収納スペースが確保されている住宅が主流というのも大きな理由です。
マンションにはクローゼットが備え付きでありますよね?
このように現代の住環境と昔の住環境とのズレにより、需要がなくなってしまったものは少なくありません。
再販できない家具はどうなる?廃棄と輸出
業者目線で再販不可の商品(買い取れない商品)は、有料にて回収します。
ではその行先はどこになるのでしょうか。
中間処理場へ料金を払い処分する
再販不可であれば処分するしかありませんよね。
家具を分解し(もしくはそのまま)、主に「木」として中間処理場へ持ち込みます。
もちろん処分にあたり料金が掛かります。1kg2.30円くらいの料金で木を処分したりします。
ガラスや鉄などほかの素材が混ざっていると料金が割高になってしまうため、業者は分別に尽力します。
東南アジアへの輸出
そして最後にこの記事の肝、東南アジアへの輸出です。
フィリピンやタイなどの中古マーケットへコンテナに家具を詰めて港から船で輸出する、というのがこのルートになります。
日本では明らかに需要の無い箪笥やベッドなどをブランドノーブランド問わずに輸出が可能です。
輸出を行っている業者へ家具を受け渡すのですが、基準に満たない物は輸出できず上述の方法でしか処分が出来なくなります。
輸出で商品として売る為、このルートでの家具の処分には費用は掛かりません。
輸出業者によっては買い取ってくれたりもするため、我々リサイクル業者からすれば魔法のような処分方法です。
ただし東南アジアの住環境に適した商品でないと輸出が出来ない為、温暖な地域には必要のないコタツなどは輸出が出来なかったりします。
別記事にてこの輸出というリサイクルの概念をまとめますのでよかったらチェックしてみてください。
目指せ週1更新でこれからも記事を増やしていきますのでおろしくお願いします。
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