価格高騰!金のアクセサリーはいくらで売れる?「金」の価値とは?

気になる情報

今回は貴金属,特に「」の買取相場や買取の方法について紹介していきたいと思います。

この1~2年ニュースでは、金価格の高騰が紹介されたりしていますので、漠然と「今、金は高い」と認識されている方は多いのではないでしょうか。

この記事ではこんなことが分かります。

・そもそも金とは?

・価格の推移

・金の買取相場

金って何?

金とは

太古の昔から人類と関りを持ってきた最古の金属といわれております。

非常に柔らかく・加工に優れた金属で装飾品、貨幣、芸術などの様々な分野で重宝されてきました。

金は鉱石から発掘され、1トンの鉱石からわずか5g程しか採取できず人々が躍起になって採掘した時代もありました。

ゴールドラッシュなんて聞いたことあるのではないでしょうか。

金の用途

現代における金の消費量はズバリ70%以上が装飾品で占められていると言われており、他には通貨や建築物・工業製品にまでその用途は及びます。

スマホに微量な金が使用されているのは有名な話です。

金は錆びにくく加工しやすい点から、様々な工業製品に必要な特性を持ち合わせています。

さらに加工(再利用)しやすく、昔から大切にされてきた金は、

いままで採掘された金の総量のうち、80%が世の中に残存していると言われています。

ものすごいリユース率ですね。

ジュエリーにおける金の刻印の種類

金(Au)には純度というものが存在します。

その個体に金が何%含まれているのか(含有率)という事です。

24分率という特殊な純度表記で、例えば

純度が100%のものを純金・K24・Au1000などと表記されます。

純度が75%のものをK18(24分の18で75%)・750(75%)・などと表記されます。

純度が58.5%のものはK14(24分の14で58.5%)・14K・585(58.5%)と表記されます。

また、金がどのくらい含まれているのかで価値が変わります。当然純金が一番高く、低い純度の物は安くなってしまいます。

金の価格推移

金の価格の決定には様々な要素が絡んできます。

金は昔から資産と考えられており、投資商品としても高い人気を誇ります。

有事の金とも言われており、世界的にもリスクの少ない安全資産として投資対象となっています。

新型コロナウィルスやロシアウクライナ戦争などの世界的な不安により、有事の金を求める投資家が増え、需要の高まりとともに相場も上がっていきました。

この五年間の相場をチャートで見てみると右肩上がりなのは一目瞭然です。

出典:第一商品

上記の通り2020年初頭の新型コロナウィルス(コロナショック)の時期に、株価や仮想通貨等の投資商品が一時価格が暴落したのに対し、金は安全資産ということで買い手が増え相場はグングンと上がっていきました。

そして2022年、ロシアによるウクライナ進行の影響もあり有事の金は着実に相場を上げ、歴代最高値の水準にまで及んでいます。

金の買取相場

これまで金の価格推移について解説しましたが、ニュースで発表されている金の国内公表価格は金の価格の何を指すのか。

これについては投資商品におけるインゴットなどの純金の値段です。

さらにその下に純金(24金)製品のジュエリーの価格相場が存在し、

その下にK18(18金)が存在し品位(金の比率)が下がるにつれて取引価格も安くなっていきます。

それでは金の買取はどのように査定するのでしょうか。

まず簡単にアクセサリーとしてのリユースを無視した、素材としても「」の買取から販売までのルートです。↓

リサイクルショップや質屋、最近はショッピングモールなんかでも見かける貴金属買取業者などは上図の買取店に該当します。

そして買取店は買い取った金を貴金属メーカーへと売りさばきます。

したがって買取店は利益を出すために、貴金属メーカーの公表するその日の買取金額よりも安い値段で一般顧客から買い取ることになります。

僕の勤務先ではその日のレートの85%で買取価格を設定しており、買取店の中ではまあ普通の相場なのではないでしょうか。

例えばR4.5.21付けの田中貴金属の買取レート対して、1gあたり85%の金額で査定をすると下記の通りとなります。

18金のレートで計算すると8gの指輪を買い取る場合は

¥5756×0.85=¥4,892となり

8g×¥4,892=¥39,136が買取店での買い取り額となります。

~悪徳業者にご用心~

買取店の中にはこの買取価格の設定を、メーカー公表価格より極端に低い「%」にしているケース。

実際の重量を軽めに見積もり計算する、などして安く買い叩こうとする悪い業者も存在します。

買取店の大まかな買取相場がメーカー公表レートの80~90%ですので、その日の金の相場はもちろん、18金の相場などの正しい知識を持ったうえで買取店に持ち込みましょう。

一粒石のダイヤや、よほど大きな色石(輝石)でなければ、

石の重量を差し引いた重量での金価格が買取の値段となります。

合計8gのリングでも石(仮に2g)が付いている場合、

(8-2)×gレート=買取金額となります。

まとめ

金の価値についてはこのように品位(金の含有率)によって価値が変わります。

1番、投資商品の純金(金100%)

2番、ジュエリーの純金(金100%)

3番、18金製品(金75%)

4番、14金製品(金58.5%)

……

そして買取店の金の買取は、1gあたりメーカー今日表レートの8~90%となっております。

こられを踏まえれば、お手持ちのジュエリーが大体いくらくらいの価値があるのかを重さを元に算出できますので、ご興味のある方は一度ご自身で重さを測ってみてください。

皆様が正しい知識で売却に望まれることを願っています。

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