今回は要領さえつかんでしまえば簡単なエアコンの取り外し方について解説します。
最初に結論から申し上げますと、、
・エアコンを業者に取り外してもらう。
・外したエアコンを処分業者に引き取ってもらう(有料or無料)。
・外したエアコンを家電リサイクルで処分に出す。
どれも損しています!
エアコン処分の一番お得な方法は
1自分で外す
2スクラップ屋に売りに行く です!
エアコンを取り外すといっても、ガスの入っている製品ですので、正しい手順を踏まなければ地球にフロンガスをまき散らし環境を破壊してしまいます。
今回伝えたいのは、エアコンは簡単に自分で外せる!という事です。
必要な道具
そんなに大層な道具を用意する必要はありません。
- プラスドライバー
- モンキーレンチ
- 六角レンチ
- カッター
- ニッパーやペンチ
- 軍手
おすすめの道具一式をAmazonリンクで作成しました。
特に軍手はイボイボよりはグリップ重視の物を選びましょう!
エアコンの取り外しの手順
エアコンの取り外しの手順は大きく分けて以下の手順となります。
右図を見ながらイメージしてみてください。
- 室内機と室外機をつなぐ配管のガスを室外機に閉じ込める。(ポンプダウン)
- 室内機と室外機から配管を外す。
- 室内機を壁から外す。
この3工程が大まかな手順となります。
それでは細かく解説していきましょう。
※解説の画像が足りないのは悪しからずご容赦ください!
ガスを室外機に閉じ込め、室外機から配管を外す
まずは室外機に配管に滞留しているガスを閉じ込めていきます。
この時エアコンは稼働させません。
下準備として室外機の配管カバーをドライバーを使って取り外します。
配管が見えました。
この二本の配管が外機の運転により、ガスを内機へと送る・受ける役割を果たしています。
モンキーレンチを使って赤丸内の二つのバルブキャップを外します。
バルブキャップを外すと中心に六角レンチで回せるバルブが見えます。
画像にはテープが巻いてあり写っていませんが、
細い管が送る側・太い管が受ける側です。
送り側の→部分のバルブを時計回りに締め切ったら完了です。
これにより室外機からガスが送られることはなくなりました。
そして部屋に戻り5分ほどエアコンを強制冷房運転(応急運転)します。
これにより、室内機に残るフロンガスを強制的に外機へと閉じ込めることが可能です。
強制冷房の方法は各メーカーや型番により異なりますのでご自身でお調べください。
大体の機種が室内機本体にボタンが付いており、長押しすることで強制冷房可能です。
リモコンを使っての隠しコマンド的な手順の機種もある為要注意です。
強制冷房の方法がどうしても分からない場合は、冷房運転でもガスの回収が可能ですが
冬場の場合はエアコンの設定温度より室温が低いと効果がないため、部屋を暖めてから行うなど工夫が必要です。(保証はできませんが…)
5分程運転させたのち、室外機の受け側のバルブを閉めこみます。
これでポンプダウン完了です!
あとは室外機と配管をつなぐナットを外して、室外機と配管の取り外しは完了です。
エアコンは停止させ、コンセントは抜いておくように。
室内機を壁から外す
室内機には壁を挟んで配管がまだついている状態です。
室内機は取り付け版に引っかかっているだけなので、上に持ち上げれば簡単に外せます。
しかし、配管が壁を通り外へと出ている状態ですので、内機を壁から外す前に
・室内機と配管を切り離す
・配管ごと壁から引き抜く 必要があります。
配管ごと引き抜くと壁を傷めてしまうリスクもあることからできるようであれば、配管を室内機から切り離しましょう。
室内機から数十センチのところに配管のつなぎ目があるので、カッターで裂くように内部を露出させます。
そして2本のモンキーレンチを右回りと左回りに使用し、外しましょう。
固着が強く外れない場合は、接合部より外側の部分でペンチを使って切断しましょう。
配管ごと引き抜く場合は、部屋の中から抜きやすいように、ベランダの配管をまっすぐに変形させて壁を通して室内へと内機ごと引っ張ります。
想像以上に柔らかいため女性でも曲げられる硬さです。
以上の準備が整った段階で室内機を壁から取り外します。(配管ごと引っこ抜く)
外したのちに見えてくる取り付け板。
あとは壁から、この取り付け板を外して作業完了です。
取り付け板はプラスネジで止まっているためドライバーで外すことができます。
まとめ
正しい手順で外すことが出来れば、オークションやリサイクルショップで売りに出すこともできますし、
売るには古い製品でも、自分で外せればスクラップ屋さんに買取に出すことが可能です。
安く見積もっても4~5000円以上にはなるでしょう。
業者に依頼して、お金を払って取り外して、引き取ってもらうと数千円かかることから、費用効果は1万円ぐらいは見込めるのではないでしょうか。
注意点としては、
・ガスの閉じ込め(ポンプダウン)はできる限りやりましょう。
・強制冷房運転以外の時はコンセントは抜いておきましょう。
・外機は重く、内機は高い位置にある為、2人でできればスムーズです。
これからも為になる情報を発信していきますので素敵なリユースライフを送りましょう。
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