ヤフオクを利用しているとあまり気にはしませんが、
ヤフオクにはガイドラインという厳格なルールが存在します。
その中でも、出品禁止物というものが明確に定められています。
常識的に考えれば禁止は明白なものから、意外な物まで
各カテゴリのよくある例を中心にご紹介していきます。
前提として法律により売買が禁止されているものとヤフオクにおいて出品が禁止されているものは必ずしも「=」ではありません。
ヤフオクに出品禁止物を出品してしまうと、宣告なく・出品制限 ・利用停止 ・ID削除(アカBAN)されてしまい、
ヤフオクからの基準や理由の明確な説明もないため、中々に思い厳罰といえるでしょう。
たばこ
たばこは国の許認可が下りた業者しか販売できない品物で、ヤフオクに出品が出来ません。
個人売買においては・利益を出すと罰せられる・継続的に販売すると罰せられる等、所説あるようですが、
仕入れた値段と同額での売却であれば立替にあたる為問題ないようです。
ただし上述の通り許認可の物に流通しているものですので、売らないほうが賢明でしょう。
医薬品
処方箋を出して薬局で買えるものから、市販されている薬まで、全面的に禁止されております。
以下ヤフオク抜粋。
- 第一類~第三類医薬品
- 体外診断用医薬品
- 処方箋医薬品、医療用医薬品
- 動物用医薬品
- その他、医薬品医療機器等法において「医薬品」に該当するもの
- 医学等の基礎実験に使用されるものや、主に臨床研究を目的に患者由来の検体に対して使用される、いわゆる研究用試薬
- 医薬品医療機器等法に基づく承認前後に関わらず、自ら製造(他人に委託して製造する場合を含みます)、または輸入したものおよび日本国内で医薬品とみなされる成分を含んでいるものを含みます。
薬全般と認識してもらえれば差し支えないですが、医薬部外品であれば出品が可能です。
別記事で詳しく解説しますのでよろしければご覧ください!医療機器
医療機器といってもピンとこないかもしれませんが、医療における機材を指します。
医療機器にはクラス分類がされており、上から順に
1)高度管理医療機器
2)管理医療機器
3)一般医療機器
(1)高度管理医療機器(2)管理医療機器はそれぞれ販売業・貸与業の許可申請が必要で、この資格がないとヤフオクには出品が出来ません。
(3)の一般医療機器は届け出や許可は不要なため誰でも売買が可能です。
医療機器は品物ごとに明確に区分されているため、商品の箱や販売ページなどには必ずどのクラスかが記載されています。
手持ちの医療機器のクラスが分からない場合はメーカーに問い合わせてみましょう。
一部の食品・食材
食品や食材は出品が可能ですが、例外が存在することをご存知でしょうか。
以下ヤフオク抜粋
- 食品衛生法および都道府県条例の規定に違反しているも
- 個人が作ったもので、販売にあたり法令上必要な要件を満たしていないもの
- 開封済みのもの、賞味期限や保存期間の短いもの、賞味期限が切れているもの
- ふぐなど、取り扱いが難しいもの
2の個人が作ったもので販売に法令上必要な要件を満たしていないもの、というのは
手作りのクッキーなどが一番イメージしやすいでしょうか。そしてこれを販売するためには食品衛生や食品販売の許認可がなければ販売はできません。
3の開封済みのものや賞味期限などが短い、または切れているものも禁止されています。
常識的に考えればわかる話ではありますが、賞味期限の近いものも禁止物だったとは驚きです。
偽ブランド品、コピー商品
当たり前ですがコピー品を売るのは犯罪です!
偽物と知っていて本物と偽り出品する場合は完全に犯罪ですのでご注意ください。(明白に購入者が被害者となり詐欺罪的な法律が適用されるはずです。)
偽物と知らずに本物と信じていた物を売ってしまった場合は罪には問われませんが、トラブルの際は返金しましょう。
偽物と知っていて「ノーブランド品」「~~風」「オマージュ」などとタイトルに記載している場合はヤフオクのガイドライン的にはグレーゾーンです。しかしながらブランドの本家から権利侵害とされたら罪確定です。
希少動物関連
トラやヒョウの毛皮や象牙、など種の保存法に基づき国際希少野生動植物の製品は出品が禁止されています。
何気に禁止品種は沢山ありますので環境省のHPで確認できます。
種の保存法に基づいて指定された国際希少野生動植物種は販売が禁止されていると認識しておきましょう。
上述の毛皮などは国際希少野生動植物種登録票があれば販売が可能です。
銃器、弾薬あるいは武器として使用されるおそれのあるもの
これはかなりヤフオク的にも厳しくチェックされる項目です。
銃器類や弾丸はもちろんのこと、ボウガンやヌンチャクや警棒などの武器は出品が禁止されています。
骨董的価値があろうとなかろうと完全にアウトです。
銃器については無可動実銃というコレクションを目的とした、使用できないように加工された製品が世の中では販売されておりますが、
ヤフオクでは出品がNGとなっております。
改造されたエアガンやモデルガンも出品が禁止されています。
改造すれば殺傷できてしまうため、これらは厳しく取り締まられています。
SMGマーク、STGAマークまたはSPGマークが入ったモデルガンであれば出品が可能です。
これらのマークはモデルガン組合が、改造されていない安全な製品であるという事を保証するために付けたマークです。
また刀剣(日本刀など)の本物の刀も売買が出品が禁止されていますが、
都道府県の教育委員会に登録された個体で、登録証があれば出品が可能です。
参考に銃刀法についてまとめましたのでよろしければご確認ください!
まとめ
とりあえずかいつまんで記事にしましたが、ヤフオクの出品禁止物を数えたらキリがありません。
買取業や家の片付けでもちょくちょく目にするものをピックアップしましたので、ご自宅にあるケースもあるのではないでしょうか。
注意しなくてはならないのが、出品禁止物を出してしまった場合予告なくヤフオクに・出品制限・利用停止・ID削除(アカBAN)のいずれかが下されます。
ガイドラインに抵触してしまう恐れのある物は、なるべく事前に調べて出品しましょう。
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