ここ2~3年で金の価格が上昇し、23年8月現在で過去最高水準の1gあたり\9800を記録しています。(田中貴金属小売価格)
「今、金は高い」と認識されている方は多いかと思いますが、自分の手持ちの18金のアクセサリーなどが 今、いくらくらいの価値があるのかを理解している方は少ないと思います。
今回は過去との金価格の比較と、手持ちの金の価値の調べ方、おススメの道具をご紹介します!
今、金が高い!その価値は?
金が高いといっても何がどのように高いか。
それは当然ながら、世の中で売買されている金の価格が上がっているという事です。
国内最王手である田中貴金属では8月3日付けで純金1gあたり¥9871で販売されています。
これは田中貴金属における販売の価格であり、
あなたがもし手持ちの金を売却される場合は、田中貴金属で公表されている日ごとのレートでの買取となり、
8月3日付けでの価格は純金1g\9212、18金で1g\6798となっております。
18金とは金が75%含有されている製品で、純金に比べ硬さや耐久性が高く、古くからアクセサリーの素材として使用されてきました。
ご自宅にある金のアクセサリーは18金がほとんどでしょう。
アクセサリーの価値
世の中にある18金のアクセサリーの中でも、ダイヤモンドや貴石と呼ばれるもの(エメラルドやルビー・サファイヤなど)が使用されたアクセサリーは石自体に価値が付く場合もありますが、
基本的に色石は重量の計算時、除外されて査定される場合がほとんどです。
金のネックレスやブレスレットはいくらくらいの価値?
お手持ちの金のアクセサリーがいくらの価値があるのか
これを調べるのは簡単で重量によって価値が変わってきます。
あなたの18金のネックレスの重量が5gであれば田中貴金属の買取 1g\6798のレートに則って
\6798×5g=¥33990となります。
もしそれが喜平のブレスレット20gであった場合は
\6798×20g=¥135960ということになります。
手持ちのアクセサリーが何gあるのか、0.1g単位まで精密に計測できるおススメのスケールはコチラ
18金の現金化
18金のアクセサリーの価値については上述の通りですが、
喜平のブレスレットを例として、
これをいざ現金化する場合は
・買取店に買取に出す
・フリマアプリに出品する
といった方法が考えられます。
買取店に買取に出す
田中貴金属などの地金商(金地金メーカー)での買取は一番高額ですが、その多くが「一般(個人)」用、「業者(プロ)」用との買取レートが分かれており、また混雑時は買取を受けれない場合もございます。
貴金属を扱っている各買取業者も結局は買い取った金地金を地金商へと転売することで利益を上げています。
あくまで体感ですが、地金商の買取金額の80%~90%強が買取業者のレートの平均値です。
したがって20gの喜平のブレスレットの買取価格は下記の通りとなります。
・80%レートの業者の場合 \6798×0.8×20g=¥108768
・90%レートの業者の場合 \6798×0.9×20g=¥122364
フリマアプリに出す
あなたが本来、地金商に¥135960で売却できるブレスレットをフリマアプリに出品すると下記の通りとなります。
ちなみに喜平のブレスレットは金としての需要の他に、アクセサリーとしての需要もある為
目方(重量)より高値で売却できる場合があります。
ここでは純粋にブレスレットの素材としての重量の価値で出品したこととします。
売上\135960-手数料10%\13596-送料\500=¥121864
手持ちのジュエリーを量るおススメのアイテム
Amazonなどでいくらでも重さを量るスケールは出てきますが、中華製のスケールは計測値に誤差があったり壊れやすかったりとあまりお勧めできません。
医療用電子機器や計測器を製造している「A&D」のスケールです。
地金買取業者でも使用されており、信頼のおける日本の企業です。
大きい物やより精密な物などは万単位の金額がしますが、コンパクトタイプの製品は安価で150gまで計測できるため非常におススメです!
アクセサリーの刻印を肉眼で見ることは難しい場合が多いので、ルーペを使用します。
ルーペに関してはカートン光学が有名ですが、Amazonでお手頃な価格のルーペがありましたのでリンクを載せておきます。
まとめ
・金の価格は上昇傾向
・手持ちの18金のアクセサリーの価値と、現金化できる価格にはややギャップがある。
・ダイヤなどの一部の貴石を除いて、石付きのアクセサリーは重量を引かれる。石自体の価値は低い。
・1gあたりのレートに対しての重量で価値を算出できる
これを機に皆さんも手持ちのジュエリーがいくらくらいの価値があるのか調べてみましょう。
また、それが分かることによってある程度アタリをつけて買取に出すことができるため、ぼったくり価格で買い叩かれるなんてことも未然に防げるでしょう。
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